近赤外吸収(色補正)フィルターガラスは、深い青緑色(CIE表色系色度表記 x:0.254~0.280、y:0.318~0.325)です。
400~550nmの光を透過し、600~1000nm(~300nm)を吸収するため、人間の視感度より長波長(短波長)に感度を有するCCDやCMOS等撮像素子の感度補正に有効です。
下図は人間の視感度、CCDおよびCMOSの感度曲線例、近赤外吸収フィルターガラスの透過率例を示しています。


HOYAの近赤外吸収フィルターには吸収の強さの異なる6硝種があり、様々な使用用途に応じて選択することができます。
近赤外線域の吸収が強い順に、CXD700、CXA700、CD700、CU700、CM700、C700です。
各硝種には基準の厚さが設定されており、その厚さにおける透過率50%の波長範囲や波長別の上限、下限値を規格数値として設定している硝種もあります。
* 図をクリックすると大きな図が表示されます。
* 図をクリックすると大きな図が表示されます。
フィルター特性を示す数値として、透過率(T)、内部透過率(τ)、吸光度(A)、消光係数(K)を用いています。
これらの数値は以下の関係より算出しています。
| 透過率(T) | T=I/I0 |
| I0:入射光強度、I:透過光強度 | |
| 内部透過率(τ) | τ=T+R |
| R:反射損失 | |
| 吸光度(A) | A=αL=-logτ・・・・・ランベルト・ベールの法則より |
| α:吸収係数、L:厚さ | |
| 消光係数(K) | K=αλ/4π |
| λ:波長 |
透過率は分光光度計を用いて測定します。
屈折特性、化学的性質、熱的性質、機械的性質、比重は光学ガラスと同様の方法による測定値を表示しています。
HOYA近赤外吸収フィルターガラスは光学ガラスと同等の高純度原料を用い、特殊な熔解方式を用いて生産されます。
厳しい品質基準に基づく検査・測定を行い品質保証いたします。







